オスグッド病の特徴
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オスグッド病の特徴的な症状
オスグッド病は成長期のお子さんに多く、
動いたときに膝下の脛骨粗面が局所的に痛む症状です。
【特徴的な症状】
- 膝が曲げられない
- しゃがめない
- 正座できない
- 走れない・ジョギングや小走りも痛い
- 自転車に乗れない
- 階段の昇り降りがつらい
- ジャンプや着地が痛い
症状の程度は個人差が大きく、
我慢できる程度の方もいれば、
階段も昇れないほど強く痛み
日常生活に支障がでるほど
重症化するケースもあります。
症状が改善できないまま長期化することで
慢性化・重症化していくこともあります。
オスグッド病の特徴
オスグッド病は成長期の男の子に頻発する症状です。
特に10～15歳くらいの成長期のお子さんに多いので、
一般的に成長痛とも言われます。
【特徴】
- 年齢は10～15歳くらい
- 男の子に多い
- スポーツを頑張っている子に多い
- カラダが固い
- 姿勢が悪い
男の子の方が筋力が強く、
成長期に一気にカラダが大きくなるため、
筋肉や腱の成長が負荷に耐えられなくなる
のではないかと考えます。
女の子のほうが筋肉はしなやかで
関節の可動域も広い傾向にあるので、
オスグッド病で相談に来られるケースは
少ないです。
オスグッド病を発症するお子さんの特徴
オスグッド病を発症するお子さんの特徴として
姿勢が悪くてカラダがすごく固い子が大多数です。
- 猫背で座る
- 正座が苦手
- 反り腰が強い
- 前屈が苦手
- 長座が苦手
骨格・筋バランスが悪い状態で
強い負荷をかけるスポーツを頻繁に行うことで、
関節付近の筋肉や腱にダメージが蓄積していきます。
姿勢が悪いからこそ
オスグッド病の症状が出ると言えます。
猫背で座る
お尻（臀筋群）や太ももの裏（ハムストリングス）の筋肉が
常に緊張・収縮しているため骨盤が極端に後傾しています。
椅子に座ると背骨の前彎が深く、猫背で座る姿勢になり
上半身にも大きな影響が出ます。
過去に首こりや慢性疲労、睡眠障害などに
症状が発展していったケースもありました。
全身に影響が広がって行くので、
早期に根本的な解決を図ることをオススメします。
正座が苦手
股関節が固く太もも（大腿直筋）が緊張しているので、
正座のように膝を深く曲げることが苦手になります。
膝を90度ほどしか屈曲できないという状態にまで
重症化することもあります。
日常生活の西洋化で
椅子とテーブルの生活に慣れすぎてしまい、
正座のように膝を深く曲げる機会が減っていることも
オスグッド病の一因だと考えています。
反り腰のケースが多い
反り腰になっていることが多い。
一般的に太もも（大腿直筋）が固いと言われるが、
裏のお尻（殿筋群）やハムストリングスも
固くなっていることがほとんどです。
前屈が苦手
太もも周りの筋肉や股関節の動きが固いので、
前屈すると股関節ではなく腰椎辺りから
屈曲する体勢になるのが特徴的です。
このような動きを残したまま
スポーツを繰り返すと、
関節には大きな負担がかかり続けます。
長座が苦手
椅子に座るより地べたでの長座は
さらに柔軟性を必要とするので、
苦手とするお子さんが多いです。
まとめ
オスグッド病は一般的に成長痛と言われ、
成長が止まるまで安静にしておくしかないと
考えられていますがそうではありません。
普段から正座をしない西洋風の生活が原因で、
姿勢が悪くなり骨格と筋バランスが崩れた状態になります。
その状態で負荷の強いスポーツを継続して行うことで
筋肉が固くなり、腱の付着部が引き剥がされる力が
かかり続けて炎症や痛みがでる症状です。
安静にしていても
患部に電気治療や湿布を貼ることでは
本当に改善させることはできません。
姿勢やカラダの固さ、
特に股関節や足首の動きをよくして
膝にかかる負担を減らす動きが出来るように
積極的な治療が必要な症状です。
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