オスグッド病が治るにはどのくらいの期間が必要なのか？
オスグッド病が治るのに必要な期間は？
オスグッド病は、成長期のスポーツを頑張っている
男の子に多い膝が痛む症状です。
一般的に成長痛とも言われます。
成長期の症状なので
成長が止まればそのうち治ると言われることが多いです。
半年・1年と病院に通院を続けても、
改善が見られないケースが多くあります。
中にはこの症状は治らないから
うまく付き合っていきなさいと言われることもあります。
しかしそうではありません。
適切な治療が出来ていないことで、
ずるずると長引かせているだけなのです。
的確な治療ができていれば、どのくらいの期間で
症状が治るのでしょうか？
もちろん症状の重症度や期間も関係します。
私の経験ですが
発症から1ヶ月以内に適切な治療を始めた場合、
はやくて2週間から1ヶ月の間に症状がほぼ改善し、
気をつけながら練習を開始することが出来るケースは
多くあります。
発症から半年以上経過した場合は、
1ヶ月間治療を続けて痛みが半分くらいまで改善して、
徐々に練習を始めてみようかというケースがあります。
痛みがあるけど無理しない程度に練習を続けながら
回復させる方も多くいらっしゃいます。
オスグッド病は対症療法で経過をみても
一時的に症状を軽減させる効果しかないため、
根本的な原因を解決できる治療が適切にできた場合という条件で、
1ヶ月ほどあれば十分練習復帰することが可能です。
最初の１ヶ月が大切
オスグッド病はケガではなく
姿勢や筋肉の固さ・
全身のバランスなどが大きく影響しているため、
いわゆる生活習慣病だと言えます。
瞬間的に痛みが出るケースもありますが、
そのほとんどは練習を続けているうちに
ジワジワと痛みが出てくることが多いです。
そのため痛みが出る前の段階の期間があり、
ダメージが蓄積して症状となって現れるため
早期に適切な治療を開始することが大切です。
症状が出た時点で
既にある程度時間が経過しているため、
適切な治療を一刻でもはやくスタートさせることができれば
ダメージも少なく、症状の改善も一層はやくなります。
症状が現れて1ヶ月の間に
治療をスタートさせることができれば、
無駄に症状を悪化させずに
落ち着かせることが出来ます。
発症から半年以上適切な治療が始められず
痛みを繰り返していると
症状が慢性化し長期化してしまいます。
ずるずると長引かせることが
いちばんつらい経験をすることになります。
停滞期がくる
順調に回復が進んでいても、
回復が停滞する時期があります。
症状としては
スポーツの最中の痛みはありませんが、
練習後に鈍痛が続く時期があります。
練習はできるけど
鈍痛が続くということもあり、
動けるけど練習後が痛いという状態は
初期と停滞期に見られます。
停滞期は長く続くこともあり、
1ヶ月くらい続くこともあります。
しかし、しっかりしたケアが出来ていれば、
回復に向かっていきます。
症状に大きな変化が急激に現れないため
不安になることもありますが、
諦めず日々のケアを続けましょう。
潮が引くように痛みがなくなる
痛みがなくなるときは
そういえば忘れていたというくらい
いつの間にか痛みが引いているようです。
徐々に徐々に痛みが軽減してきて
いつの間にか正座をしていて
家族に指摘されて気付くようなこともあります。
まるで潮が引くように痛みがス～ッとなくなります。
まとめ
- 症状の程度にも因るが1ヶ月ほどで練習復帰ができる
- 症状が出て1ヶ月以内に適切な治療を始めると治りも早い
- 発症から半年以上経過すると痛みが治りにくい
- 2～3ヶ月あればかなり回復させることが出来る
- 停滞期があり練習後に鈍痛が続く
- 停滞期もケアを続けていると徐々に痛みが回復してくる
- よくなるときはいつの間にか痛みが出なくなっている
▼お役立ちコンテンツ▼
【10秒で分かる】タイプ別姿勢診断
