オスグッド病はこのストレッチやっちゃダメ!

オスグッド病は太ももの前の筋肉(大腿直筋)が固くなっているので、この筋肉を柔らかくするためにストレッチをすると効果があるという情報が多く出回っています。整形外科に行くと、ほぼ間違いなくこのストレッチをやってくださいと言われますが、とても痛くて出来ないという声が多数です。なぜなら痛いところを無理に引っ張ってしまうので逆効果だからです。

どうしてなのかご説明します。

↑ 注意)中心の矢印を押すと再生 (動画3分59秒)↑

音が出るので気をつけてください。

ストレッチが痛いなら逆効果

オスグッド病は成長期のスポーツを頑張っている男の子に多い膝の痛みです。成長期に多いので成長痛とも言われます。膝のお皿の下の脛骨粗面と言われる少し骨が出ているところが局部的に痛む症状です。

膝の痛みなので、皆さんほぼ例外なく整形外科を受診します。痛みがひどい場合はぜひそうしてください。医師の視点で骨折や腱断裂など器質的損傷がないかどうかをチェックすることは安心と安全を担保できます。

しかし、腱や骨に異常がみられない場合は、自分でストレッチをやるようアドバイスされます。そのときに教えてもらうストレッチが、動画でご紹介しているストレッチです。

事実、オスグッド病で膝が痛い子がこのストレッチをやると、痛くて出来ないという声が多数あります。それもそうで、膝が引っ張られている状態で痛みが出ているのに、更にストレッチで引っ張っているので、痛みが増すのは当然です。ストレッチして痛いのであれば逆効果です。やってはいけません。

効果あると思って我慢してやってました。

今まで当院に来ていただいた方のほぼ全員が、整体に来て頂く前に整形外科や整骨院などの保険治療を受けられています。そして、太もも前の筋肉のストレッチをやるようアドバイスされます。さらに共通して言われるのが、ストレッチは痛いけど、先生がこれが効くからやりなさいと言われたから大丈夫だろう。ネットを検索しても同じストレッチを紹介しているから間違いないと思って、痛みを我慢しながら続けているケースが後を絶ちません。

昔から痛いから効いてる!やってもらってる感で効果がある!と思いがちですが、これは全てが正しいわけではないので注意が必要です。特に生活習慣病やオスグッド病を始めとする成長痛と言われるスポーツ障害(有痛性外脛骨、シーバー病、野球肩、野球肘など)は注意が必要です。

なぜなら痛みが出ている部位(患部)は、他の原因となっている部位から強い影響を受けてダメージを受けています。その患部に刺激を加えて痛みが出るのであれば、原因は解決できないということです。患部ではなくて原因となっている部位にアプローチしないと、症状を悪化させてしまうだけです。

膝を引っ張る構造を根本から変えないといけない

オスグッド病を発症する子は、姿勢が悪い子がほとんどです。逆に姿勢が良くて体の柔軟性が高い子が運動ができなくなるほどの痛みが出ているケースをみたことがありません。

スポーツをやっていることがいちばんの原因ではなく、姿勢が悪くなっていて膝の動きに関する構造のバランスが崩れていることがいちばんの原因です。ひとつの要素として、スポーツにより強い負荷をかけ続けたということです。膝の腱や靭帯、筋肉にダメージが溜まって痛みが出ているということです。

スポーツで強い負荷をかけたことが原因だと考えると、スポーツを休めばいいと考えがちですが、休息を挟んで練習に復帰しても、休む以前と同じように痛みが出ることを考えると、スポーツによる負荷はいちばんの原因とは考えられません。

膝が引っ張られている状態でスポーツを行うことがまず無理になっているので、その構造を根本から変えることがいちばん大切な治療だと言えます。

股関節は全ての動きに関係している

私の現在の結論は、股関節にあります。股関節が理想的に動けなくなる原因があるので、股関節と関係が強く股関節より筋肉が細い膝に無理な負荷がかかり続けて痛みが出ていると考えています。

股関節が正常に動くようになれば、膝にかかる負担が軽減され、股関節と協調してバランス良く動けるようになるので、膝の痛みが改善していきます。

なので、股関節を正常に理想的に動けるようにすることがいちばん大切です。大腿直筋のストレッチは、オスグッド病の痛みが強い初期は特に注意が必要です。股関節が理想的に動けるようになり、症状が軽快して安定してきたときに安全に使っていくと、効果を発揮します。

痛みを感じて我慢しながらストレッチすることは注意が必要です。ストレッチは諸刃の剣なので、特にオスグッド病などのスポーツ障害は、顕著に痛みが出て悪化することがあるので、安全に行うようにしましょう。

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